正しいライ角と理想　正しいライ角とは　ゴルフクラブ.com

正しいライ角とは

ライ角も正確さを追求するうえで、ゴルファーひとりひとりに合わせる必要が

ある重要なクラブヘッドの特徴です。ライ角が体格や姿勢やスウィングの動きに

合っていないと、ロフトが大きくなるにつれて、ほぼ間違いなく打球が曲がりま

す。ライ角はクラブの底から伸びた水平線から、ホ一ゼルがど

のくらい傾いているかを示しています (図を参照)。ゴルフ用品業界では一

般的に、大半のゴルファーに適している「標準的な」ライ角が存在すると思われ

ています。しかしながら、自分や自分のスウィングにこの業界の基準が合ってい

るかどうかについては、すべてのゴルファーがきちんと調べる必要があります。

なぜなら、アイアンの正確さはスコアにとって、非常に重要だからです。

つまり、インパクトの際、ヘッドのソールは地面に平行でなければ

なりません。平行であれば、つまり、ヘッドが目標に対してスクエアであれば、

ボールは必ずまっすぐ飛びます。しかしながら、クラブのトゥが浮いてヒールに

近い部分が地面と接していると、ショットが引っかかってしまいます。この場

合、ヘッドがアップライトすぎると考えられるので、ゴルファーに合わせて、ホ

一ゼルと地面の間の角度を小さく、つまりはフラットにする必要があります。

逆に、ソールのトゥ側が地面に接している場合は、クラブがフラットすぎるの

です。この場合、完壁なスウィングでも、ボールは右にそれます。

※ゴルファーはそれぞれ身長や腕の長さや姿勢が異なるので、アイアンのラ

イ角はゴルファーひとりひとりに合わせる必要があります。ゴルフクラブの正確

さにとって、たいへん重要な要素です。

そして、ライ角の思わぬ落とし穴が、これ「ロフトがあればあるほど、打球は

大きくそれる」です。結果として、ロフトのあるショートアイアンのほうが、た

とえばウッドよりも、ライ角を適正にする必要性がはるかに高くなるのです

(下の図を参照)。

※ライ角がゴルフアーにぴったり合っていて、インパクト日きにソールの真ん中が地面

に接すれば、ボールはまっすぐ飛びます(中央)。しかしながら、ライ角がゴルフアーに合

わず、インパクト日きにトウかヒールが地面から浮いていると、いくらボールに対してフェ

ースをスクエアに当てても、図のように、ボールはラインをはずれます。

アップブライト過ぎるライ角　　　正しいライ角　　　　フラット過ぎるライ角

各クラブに合ったライ角を調べる方法は、とても単純です。自分でもできます

が、クラブメーカーに調べてもらうのが最善でしょう。たとえば、5番アイアン

のライ角を調べるとしたら、まずソールにテープを貼ります。そして、練習場の

ゴムマットの上で、ソールがマットに触れるようにして、ボールを打ちます。

1球打つごとに、ソールに貼ったテープのどの辺りにこすった跡が付いているかを

調べます。こすった跡がソールの真ん中にあれば、ライ角はあなたの体格、姿

勢、スウィングにぴったり合っています。こすり傷が必ずトゥ側かヒール側に寄

っていたら、ライ角を修正する必要があります。この簡単なテストは「動的ライ

角フィッティング」と呼ばれます。キャディバッグに入っているすべてのアイア

ンが正しいライ角になるように、経験豊富なクラブメーカーが用いている方法で

す。ライ角をきちんと合わせたかったら、地元のクラブメーカーに電

話をかけて、「動的ライ角フィッティングをやっているか?」と尋ねればいいで

しょう。そしてクラブメーカーを訪ね、おそらくは打球がラインをはずれる原因

である、間違ったライ角を直してください。