ヘッドの設計スペックと、スペックの違いが、ショットに与える正真正銘の効果
についてお話します。
クラブのスペックを変えることでゴルフが巧くなりたいと思うの
であれば、ボールの飛び方が実際に変わらなければなりません。さもなければ、
クラブを替える意味がありません。もちろん、今までと異なる「見かけ」やシャ
フトの感覚や打感を求めてクラブを替えるひともいるでしょう。でも、クラブを
替えて「ゴルフが巧くなりたい」と本気で思うなら、クラブのフィッティング要
素について学ぶことです。そうすれば、目に見えて打球が変わります。
カスタムフィッティングで変えられるスペックは数多くあるものの、
実際に重要なスペックは僅かしかないという結論に達していたからです。
「実際に重要なスペック」とは、クラブの性能やボールの
飛び方で、ゴルファー自身がその変化を実感できるスペックという意味です。
ハイテクを応用したテスト機器やテスト方法のおかげで、設計側の人間
は、普通の人間には感じられないクラブの差異を測れるようになりました。クラ
ブのあるスペックを変えたとき、打球の違いが見て取れるものもあれば、ほとん
ど、もしくは全くわからないものもあります。つまり、見た目の変わった設計が
登場しても、きちんと現実を見据え、流されないことが必要です。マーケティン
グの名人たちは、製品の不確定な要素を隠したがります。なぜなら、計測できる
小さな差異を、宣伝で使えるような大きな違いに誇張することが多いからです。
スウィングを改善できる最適なクラブを求めているのであれば、とにかく惑わさ
れないことです。
ヘッドの主なスペックを挙げ、それがどんなものであるかを説明し、
どんな働きをして、実際にどんな効果をショットに与えるのか、
本当のところをお話しします。それから、ボールの打ち方を実際に変える方法を検討し、
ショットの飛距離、正確さ、弾道を変えるために、ヘッドにできることについて
現実的な話をします。
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